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天井埋込式エアコンのメンテナンスの頻度と自分でできる掃除方法
天井カセット形エアコンやビルトインエアコンなどの天井埋込式エアコンは壁掛け式と違い、通気口から設置場所を考える必要がなく、広い空間でも隅々まで冷暖気が届きやすいというメリットがあります。
一方で、フィルターや内部が汚れやすいため、定期的な清掃などのメンテナンスが必要です。
今回は天井カセット形エアコンやビルトインエアコンのメンテナンスの適切な頻度や掃除の方法をご紹介します。
天井埋め込み式エアコンのメンテナンスの頻度
エアコンフィルターのメンテナンスの頻度
天井埋込式エアコンのエアコンフィルターは2週間に1回の頻度でクリーニングを行うのが理想です。
フィルター部分は吸い込んだ空気中のホコリや汚れが溜まりやすい部分です。
こまめに掃除をして汚れが溜まらないようにしましょう。
フィルター掃除は自分でもできます。
エアコン内部のメンテナンスの頻度
エアコン内部のクリーニングの頻度は1年に1回が目安です。
エアコンの使用頻度が少ない場合は2年に1回でも問題ありません。
エアコン内部には熱交換器、ファン、ドレンホースなどが設置されています。
内部の掃除は自分でやると故障につながる可能性がありますので、業者によるメンテナンスが必要です。
天井カセット形エアコンの業者によるメンテナンス方法
天井カセット形エアコンを業者がメンテナンスする際は、エアコンを分解し、内部までしっかりと清掃を行います。
業者によるクリーニングの手順は以下のようになります。
①動作確認
クリーニングの前にエアコンの電源を入れ、動作確認をしてから周囲を養生します。
②分解
内部の部品を1つひとつ外してエアコンを分解します。
③ホコリ除去
熱交換器など、内部に溜まったホコリを吸い取ります。
④内部クリーニング
熱交換器を専用の薬剤でクリーニングします。
⑤部品クリーニング
取り外した部品も洗剤でクリーニングします。
⑥拭き上げ
部品や外装パネルを拭き上げます。
⑦組み立て・動作確認
分解した部品を組み立てて、動作確認をして完了です。
自分でできる天井カセット形エアコンのフィルター掃除の方法
天井カセット形エアコンの内部は業者に任せる必要がありますが、フィルターは自分でも簡単に掃除ができます。
フィルターを自分で掃除する場合の手順は次のようになります。
①フィルターを取り外す
エアコンを掃除するときは、安全のためにブレーカーを落としてから作業を行います。
ブレーカーを入れたまま作業をすると、漏電していた場合に感電のおそれがありますので忘れずにブレーカーを落としてください。
前面のパネルを開けてフィルターに付着した汚れを掃除機で吸い取り、フィルターを取り外します。
②水洗いをする
フィルターについた大きなホコリはブラシで落とすか掃除機で吸い取って取り除きます。
ホコリを取り除いたら水洗いします。
業務用エアコンのフィルターは大きいのでホースの水が使える駐車場などが作業しやすいですが、水を使える作業スペースがない場合は水で濡らした雑巾でフィルターを拭く方法でも汚れを落とせます。
③エアコンの前面パネルとルーバーを掃除する
エアコンのパネルやルーバーは中性洗剤を薄めた液を含ませて硬く絞った雑巾で拭いたあと、水拭きをし、乾拭きで仕上げます。
④乾燥後、フィルターを戻して完了
フィルターが乾燥したら、フィルターを戻して完了です。
フィルターを濡れたまま戻して運転すると、エアコン内部の湿度が上昇し、カビの原因になります。
フィルターはしっかりと乾燥させてから戻すようにしましょう。
ビルトインエアコンは業者がクリーニングを行う
ビルトインエアコンはエアコン本体が天井裏に設置されているため、フィルターも含めて業者がメンテナンスを行います。
パネル、フィルター、ドレンパン、ファンなどを完全分解して高圧洗浄、熱交換器はビルトインエアコン本体に取り付けたまま高圧洗浄します。
エアコン本体から離れている吹き出し口と吸い込み口は拭き上げてクリーニングします。
ビルトインエアコンの場合、エアコン本体が天井裏にあるため、天井裏に入って作業する必要がありますので、自分で行うと危険です。
ビルトインエアコンを設置している場合は業者にメンテナンスを依頼しましょう。
天井埋込式エアコンのメンテナンスのタイミング
天井カセット式エアコンやビルトインエアコンのメンテナンスを行うのに最適なタイミングはいつでしょうか。
メンテナンスはシーズン前がベスト
業務用エアコンのメンテナンスはエアコンを本格的に使用する前の春や秋などがおすすめです。
前年の使用により堆積したほこりや汚れを掃除しておくと、運転効率が良くなり、電気代も抑えられます。
シーズン直前やシーズンに入ると業者が混み合って予約が取りにくくなる傾向があるため、4~5月、9~10月がおすすめです。
特にビルトインエアコンの場合はフィルター清掃も業者に依頼することになりますので、メンテナンスの予約も早めにしておいた方が安心です。
メンテナンスのサイン
エアコンクリーニングのサインはいくつかあります。
特に分かりやすいのは、においです。
エアコンから吹き出す風がカビくさかったら早めの清掃が必要です。
また、本体や吹き出し口の汚れが目立ち始めたらクリーニングを依頼するタイミングです。
そのほか、冷暖房の効きが悪くなった場合も内部のフィルターに汚れが溜まっている可能性がありますので、清掃を依頼しましょう。
年に1回は業者にメンテナンスを依頼する
天井カセット形エアコンやビルトインエアコンなどの天井埋込式エアコンは1年に1回を目安にクリーニングなどのメンテナンスが必要です。
エアコン内部に汚れが溜まっているとエアコンの効きが悪くなったりカビが発生したりするだけでなく、エアコンの故障の原因にもなります。
特に異常を感じていなくても業者に内部を見てもらうようにしましょう。
また、エアコンの使用頻度によりメンテナンスの頻度も変わります。
あまりエアコンを使用しない場合は2年に1回のメンテナンス、エアコンを頻繁に使用する場合やエアコンが汚れやすい環境の場合は半年に1回のメンテナンスがおすすめです。
メンテナンスの頻度は業者と相談して決めると良いでしょう。
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