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ビルトインエアコン・天井埋込式エアコンの故障の原因とチェック方法
さまざまな業態の店舗や事務所、工場などに設置されている天井埋込式エアコン、ビルトインエアコンは故障すると店舗運営や事業所の運営に大きな影響を及ぼすため、早急な点検と修理が必要です。
特にビルトインエアコンは室内機が天井内に設置されているため、故障の前兆に気づきにくい場合もあります。
このページでは天井埋込式エアコン、ビルトインエアコンの故障の原因にはどのようなものがあるか、エアコンの調子が悪いときのチェック方法をご紹介します。
業務用エアコンの故障要因
天井埋込式エアコン、ビルトインエアコンの故障の原因には以下のようなものがあります。
ホコリ
エアコンの効きが悪い、または音が大きかったり、異音がする場合、フィルターやファンの部分に溜まったホコリや汚れが原因の場合があります。
不具合を防止するためには定期的なフィルター、ファンの清掃が不可欠です。
家庭用エアコンであれば自分でも簡単にフィルター清掃をすることができますが、天井埋込式やビルトインエアコンの場合は業者にフィルター清掃を依頼するようにした方が良いでしょう。
カビ
エアコン内部はカビが生えやすい環境です。
エアコンで冷房運転を稼働させると空気を冷やす段階で結露が発生します。
結露によってできた水はドレンホースを通じて外部へ排出されますが、一部は排出しきれずにエアコン内部にとどまり、湿度を高めてカビが発生しやすい環境を作り出します。
さらに、室内の空気に含まれるホコリや料理の際に空気中を浮遊する油汚れなどが通風口を通じて取り込まれ、内部に付着するとカビのエサとなってしまい、カビを繁殖させる原因となります。
熱交換器の故障・寿命
熱交換器が故障するとエアコンの効きが悪くなったりまったく効かなくなってしまいます。
店舗では空調が効いていないとお客さまに不快感を与えてしまいますので十分に注意が必要です。
エアコンを設置してから間もない場合は熱交換器の故障やフィルター汚れが原因と考えられますが、設置してから長年経過している場合、エアコンの寿命の可能性がありますので、業者と相談の上、交換も検討した方が良いでしょう。
エアコンが故障しやすい業種
業種によりエアコンの寿命は前後します。
特に以下の業種はエアコンが故障しやすいと言われています。
飲食店
飲食店は調理による油や煙を含んだ蒸気が空気中に漂うため、エアコンに負担をかけやすい環境です。
調理による煙や蒸気は室内の温度を上昇させるため、エアコンへの負荷が大きくなること、また、油を含んだ蒸気が空気中を漂っているためフィルターが汚れやすく、故障しやすくなります。
美容室
美容室ではパーマ液やカラー剤、ヘアスプレーなどがエアコンのフィルターに付着したり、カットの際の髪の毛が入り込み、室外機を汚してしまいます。
薬剤や髪の毛はエアコン内部に入り込むとドロドロとしたヘドロ状になり、配管詰まりや異臭の原因となります。
ペットショップ
ペットショップは動物の毛がエアコンの故障の原因となります。
油分を含んだ動物の毛がエアコン内部に付着するとゼリーのようにこびり付き、異臭やつまりの原因となります。
ペットショップでは動物たちのために24時間エアコンをつけっぱなしにしていることが多いため、エアコンの連続使用による故障も起こりやすい環境です。
工場
工場も油や砂埃、粉塵などが入り込みやすく、エアコンが故障しやすい環境であるといえます。
工場内の機械から発生した熱により室内の温度が上昇しやすいとエアコンに負荷をかけますし、温度管理が必要な製品を取り扱っている場合はエアコンの連続使用による故障の原因となります。
ビルトインエアコンの症状別チェックポイント
天井埋込式エアコン、ビルトインエアコンの調子がおかしいと感じたら以下の点をチェックしてみましょう。
エアコンの電源が入らない
①ブレーカーを確認する
業務用エアコンのブレーカーは配電盤の中ではなく、別の場所に設置されていることがよくあります。
エアコンの電源が入らない場合、ブレーカーが落ちているというケースも多いため、まずはブレーカーを確認してみてください。
②リモコンの電池を交換してみる
リモコンの電池切れで赤外線の発信が弱くなっている場合があるため、試しに新しい電池に交換してみてください。
エアコンの効きが悪い
①リモコン設定を確認する
エアコンは運転しているがまったく部屋が暖かくならない、なかなか室内が冷えない、という場合は運転モードが間違っている場合があります。
運転モードには冷房、暖房、送風、ドライがありますが、運転モードが正しく設定されているか確認してみてください。
また、リモコンの設定がおかしくなっている場合がありますので、一度リモコンのリセットボタンを押すか、電池を入れ替えて試してみてください。
②フィルターをチェックする
室内機のフィルターにホコリが詰まっていると、風を十分に送ることが出来ず異音や振動が起こったり、エアコンの効きが悪くなります。
フィルターが汚れている場合は掃除をすると解決できます。
ただ、ビルトインエアコンはフィルターをチェックするのが難しいため、業者に確認を依頼して対応します。
また、天井埋込式の場合も、中を分解して清掃するのは業者に依頼するようにしましょう。
③冷媒ガスが漏れていないか確認する
業務用エアコンのガス漏れは施工ミスによるものが多く、配管を無理に曲げたり不適切なトルク掛けなどが原因で起こります。
この場合、冷媒ガスの入れ替えが必要になります。
エアコンから異音がする
①フィルターをチェックする
エアコンの異音はホコリが原因となっていることが多くあります。
フィルターとアルミフィンに目詰まりがないかチェックします。
フィルターとアルミフィンを掃除しても異音がする場合、モーターの異常やファンに異物がついているなどの原因が考えられます。
エアコンから異臭がする
①エアコン清掃から時間が経っていないか
エアコンの中にカビやたばこのヤニが溜まっている場合、エアコンを運転したときに嫌なにおいを発生させることがあります。
定期的に清掃をしてにおいを発生させないことが大切です。
②室外機周辺を確認する
室外機は送風ファンで外の空気を吸ってエアコンに空気を送ります。
室外機の近くに生ごみのような異臭のするものを置いておくとその臭いを吸ってしまうおそれがあるため、一度室外機周辺を確認してみてください。
業務用エアコンの調子が悪いと感じたら業者に点検を依頼する
業務用エアコンの故障原因や調子が悪いときのチェック方法をご紹介しました。
業務用エアコンの中でもビルトインエアコンは室内機が天井内にあるため、セルフチェックやメンテナンスが難しいタイプのエアコンです。
ビルトインエアコンについては調子が悪いときはすぐに施工会社に点検を依頼するようにします。
また、故障を防ぐための定期的な点検・メンテナンスを依頼しておき、エアコンの状態をこまめに業者と情報交換しておくと安心です。
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